「私たちは、神様を愛し、神様のご計画通りに歩んでいるなら、自分の身に起こることはすべて、益となることを知っているのです。」
(ローマ8:28)
SHANNON AINSLIE (シャノン・アインズリー)
サーファーは年をとればとるほど「熱い語り」になっていくようですね。20年前はそのホームポイントの波がどんなに良かったかとか、1ヶ月間バリでサーフィンしながら生活したとか、デカい波にもまれて死にそうになったとか、ボードよりも大きなサメと対面したとか・・・。南アフリカのナフーン・リーフはシャークアタックで有名なポイントと言われています。まだ17歳のシャノン・アインズリーの「語り」は、他のみんなのそれとは少し違います。これを聞いてしまうと、しばらく海に入れなくなるかもしれませんが、彼はこう語ってくれました。
「とっても暑い日で、学校で缶詰状態だった僕たちは早く海に行きたかった。リーフに走って行ったら、超面ツルで、ダブルオーバーくらいの最高の波だった。神様にこの美しい自然を感謝しながら、『守ってください』と、ひとことお祈りしてから海に入ったんだ。
突然、僕のボードが持ち上がるのを感じた。まるでスローモーションのようにゆっくり、大きな反動もなしに1メートルくらい宙に持ち上げられて、何が何だかわからなかった。ボードから落ちてずいぶん潜ったように感じた。その時、サメの仕業だって気がついたんだ。僕は海面に戻ってボードに座ってから、『サメだー!早く上がれー!』と友達に叫び始めた。みんな、僕がまだ生きているのが信じられないというような顔で見ていたし、ビーチ向かって必死にパドルするやつらもたくさんいたよ。
僕は、手にかなり深い傷があるのに気づいて少し心配になった。その時のお祈りはよく覚えているよ。3回くらい繰り返したから。『神様、サメがまた僕を襲ってきませんように。友達の事も守ってください。』ってね。
この出来事の一部始終を、ビーチからビデオで撮ってた人がいました!そのビデオを専門家が研究したところ、とんでもないことがわかりました。シャノンを襲ったサメは1匹ではなく、2匹だったのです!4メートルほどのホオジロザメがシャノンに向かって泳いでくるのが、はっきり映っています。1匹がシャノンの頭と肩辺りを狙って口を開けたところで、もう1匹がボードをゆっくりと持ち上げ始めました。水中に投げ出されたシャノンは無意識にボードを蹴飛ばし、結局そのサメは口いっぱいにサーフボードをほおばることになったわけです。
シャノンは語ってくれました。
「神様は、僕の人生にとても大きなご計画を持っておられるんだって知っているよ。だからこのことが起きたんだと思う。この経験を通して、もっともっとイエス様に近づくことができたよ。神様の守りを信じない人たちにすごい話のネタができたしね。でも、あのときたとえ大怪我をしていたとしても、僕は神様に従うのをやめなかったと思うよ。だって僕の人生は神様に捧げてあるし、神様を信頼しているから。ローマ8:28が、僕にとってとても意味深い箇所なんだ。」
「私たちは、神様を愛し、神様のご計画どおりに歩んでいるなら、自分の身に起こることはすべて、益となることを知っているのです。」