沖縄移住と妹の救い
report by 菊田一美 2012 August
私は2011年の3月末に今まで生まれ育った千葉の地を離れて、姉妹で沖縄に移住しました。そして、妹は今年の6月にめでたく沖縄で洗礼を受けましたーーー!ハレルヤー⭐︎⭐︎⭐︎ 今回は私たち姉妹の上に神様がして下さった恵みをシェアしたいと思います。
今は親友とも思えるような仲良し姉妹ですが、こんなに仲良しになったのは沖縄に来て少し経ってからなんです。以前は私にとって妹は最も苦手な人で赦しがたく、関わりたくない存在。妹にとっても私は、怖い存在で敵とはっきり言われるような関係。だから、ほとんど一緒に遊んだ事も、腹をわって話をしたことなんてほとんどありませんでした。ならどうして一緒に沖縄に?と思う人もいるかと思います。なぜなら、私もそう思ったからです(笑)。
私が沖縄移住を決めたのは2010年の8月。聖書を読んでデボーションをする中で、ヨハネ15:16 「あなたが私を選んだのではありません。私があなたがたを選び任命したのです。それはあなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたが私の名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです」の御言葉を通して、神様が私を沖縄へと導いているのを感じ始め、祈りながら、当時私が行っていた東京の教会が沖縄でも教会開拓の働きをしていたので、開拓の働きをするため沖縄へ行こうと決意し、妹に話をしました。するとなんか妹がそれから数日経ってから「私も沖縄に行く!!」と言ったのです。その時私は神様は私だけではなく、妹も呼んでいるんだ、どんな計画なんだろうと神様のなさる自分の思いを越える出来事に驚いたことを今でも覚えています。
沖縄への移住は神様が後ろから押し出してくれるかのように、どんどん扉が開かれていって、最高の家、また仕事がベストなタイミングで与えられ、必要なものが不思議と集まり整っていきました。そんな恵みでいっぱい神様が導いてくれたパラダイスのような地でこれから暮らしていくんだーと思った矢先ぶつかった現実。沖縄独特の異文化。ホームを離れて分かった、新しい地で一から全てを築いていく難しさ、経済的困難・・・。全てを捨てて付いて行きますと祈って千葉から出てきて、本当にそうなったらすぐ潰れそうになる弱い自分。何もかもがうまくいかなくて、プライドは砕かれ、進行もグラグラ。苛だち悲しくて、でも誰にも言えなくて、一人で海に行って神様に祈りながら泣いていました。
そんな中で、妹がこんなに元気がないお姉ちゃんは初めて見た?!と焦って私の話を聞いてくれたり、励ましてくれるようになりました。誰にも本音で話せない。話しても理解してもらえない中で、同じように感じ、葛藤しながら生きて励まし合える妹がいてくれたことが神様が与えてくれた恵みでした。そんな思いを妹に対して持つようになり、次第になんでも話し励まし合ったり、いけない時にはきちんと伝えたりできるような関係になっていきました。
沖縄に移住した事を通して妹は神様の導き、愛、好意を体験し、また、たくさんの素敵なクリスチャンの人達との出会いを通して、励ましや愛を受け、神を信じ、祈り、神様の愛を語るものへと変えられていきました。神様は、姉妹の関係回復を与え、そして、妹を通して、生きて働く神様の存在、愛、救いの力強さ、人が変えられていく奇跡と恵みをたくさん目の当たりにしました。改めて、救いってはんぱじゃない恵みなんだなーと身近な家族を通して感じています。
3月に慎さんと岡さんが沖縄を訪問した際のミーティングの中で、この妹が沖縄での苦労話から始まり、最後は神様の愛を熱く語りまくり、気付いた時には23時を越えるまでに。 昔はこんなおしゃべりな妹ではなかったのに(笑)。
神様の愛と恵みのトークは終わりがないですよね。Lacar familyの美味しいご飯と楽しいフェローシップで心もお腹も霊も満たされ感謝なひと時でした。 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。ー 主の御告げ ー それは、わざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ」(エレミヤ書29:11)